ドローンは近年さまざまな業種で商業利用が進んでおり、個人で趣味として楽しむ人も増えています。ドローンについての知識やスキルを身に付けたい人は、専用のスクールに通うのがおすすめです。今回は、ドローンスクールのカリキュラムやメリット・デメリットなどを詳しく解説するため、通学を検討している人はぜひ参考にしてください。
ドローンスクールのカリキュラムとは
ドローンスクールのカリキュラムはスクールやコースによっても異なりますが、座学・実技の2種類のレッスンを受けられるのが一般的です。
ここでは、ドローンスクールのカリキュラム例について詳しく解説します。
ドローンスクールの座学で学べる内容
ドローンスクールの座学では、ドローンについての基礎知識や運用方法、自然科学について学べます。
ドローンの基礎知識として挙げられるのは、ドローンの歴史や機種、飛行原理などです。ドローンを正しく使用するためには、飛行原理についての知識が欠かせません。
安全な飛行のためにも、座学でしっかりと知識を身に付けましょう。また、運用時の安全確保や禁止事項、注意点なども学べます。
そのほかには、ドローンに関する法律や気象のメカニズムについても講義を受けられます。
ドローンスクールの実技で学べる内容
ドローンスクールの実技では、ドローンの点検や整備方法、離着陸に適した場所選び、ドローンの操縦や緊急時の対応について学べるのが特徴です。
具体的には、ドローン操作の基本となるホバリングや前後左右移動、自動帰還モードなどの実技練習を実施します。
コース選択により学べる内容
ドローンスクールの中には、ドローンの基本を学ぶコース以外にも、空撮・測量・家屋点検・農薬散布・太陽光パネル点検のような専門的な利用について学べるコースを用意しているところもあります。
また、ドローンの国家資格である1等無人航空機操縦士・2等無人航空機操縦士を取得するためのコースを設けているスクールもあります。国家資格を習得できるスクールは限られているため、資格取得を目指す場合はスクール・コース選びにも注意してください。
ドローンスクールで学ぶメリット・デメリット
ドローンスクールでドローン操縦について学ぶことにはメリットも多い一方で、いくつかのデメリットもあります。
ここでは、ドローンスクールで学ぶメリット・デメリットについて詳しく解説します。
ドローンスクールで学ぶメリット
ドローンスクールに通うことで、単純な操縦方法だけでなく、機器の構造やドローンの関係法令、気象情報などを幅広く学ぶことが可能です。レッスンはプロの操縦士が担当するため、正しいスキルと確かな知識を身に付けられます。
また、ドローン飛行に関する許可・認可を受けたい場合、ドローンに関する民間資格を取得しておくのが有効です。ドローンスクールに通うことで民間資格を取得できれば、許可・認可を取りやすくなるでしょう。
そのほかにも、スクール卒業後に練習やメンテナンスなどのサポートを受けられることや、関連会社から案件を紹介してもらえることなどがメリットとして挙げられます。
ドローンスクールで学ぶデメリット
ドローンスクールのレッスン料は決して安くありません。料金はスクールやコースによっても異なりますが、一般的な相場は20〜30万円です。レッスン費用を抑えたいと考えている人は、高額な料金がデメリットに感じるでしょう。
また、授業内容は座学・実技ともに基礎的なレベルとなるため、プロとして活躍することを目指す人にとっては物足りなく感じることもあるでしょう。
自分に合ったドローンスクールを選ぶポイント
ドローンスクールに通うことを検討している人は、スクール選びのポイントを押さえておくことが重要です。
ここでは、自分に合ったドローンスクールを選ぶポイントについて詳しく解説します。
操縦時間に注意する
国土交通省でドローン飛行の許可を得たい場合、10時間以上のドローン飛行経験を有することが条件となります。ドローン飛行士として活動することを目指してスクールに通う場合には、契約前に受講時間をチェックしておきましょう。
機材・設備の質をチェックする
練習場の場所や利用ルール、ドローン機器の貸出有無などは、スクールによって異なります。天候を気にせず練習したい場合には室内練習場があるスクールを選択する・ドローンを保有していない人は機器の貸出が無料のスクールを選ぶなど、自分の希望にあった条件が揃っているスクールを選択してください。
通いやすいスクールを選ぶ
ドローンスクールに限ったことではありませんが、スクールの立地は通学する上で非常に重要です。自宅や職場・学校近くの通いやすい場所であるかどうかをチェックするとともに、レッスンの曜日や時間も確認しておきましょう。
まとめ
今回は、ドローンスクールのカリキュラムやスクールに通うメリット・デメリットに加え、自分に合ったドローンスクールの選び方のポイントについても詳しく解説しました。ドローンスクールではドローンについての基礎知識や飛行原理、関係法令、基本的な操縦方法などを学べます。商業利用に関する専門コースを選択すれば、空撮や測量の際の知識・スキルを身につけることも可能です。
スクールではプロの操縦士がドローンの操作方法についてレッスンすることから正しい知識を習得できるほか、民間資格を取得できるのもメリットです。一方で、受講料金が高額であることや、専門的な内容はレッスンに含まれないことなどがデメリットとして挙げられます。ドローンスクールを選ぶ際は、操縦時間や機材・設備環境、立地などをチェックしましょう。
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引用元:https://mydrone.love/