近年ドローン操縦は、さまざまな分野で活躍しています。無資格で挑戦できるので、操縦に興味をもつかたは多いでしょう。しかし、充分な操作が出来るまでには時間がかかります。墜落や事故を発生させないために、知識を得たうえで練習が必要です。ここでは、とくに重要な8の字飛行について解説をします。ドローンに興味があるかたは必見です。
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ドローン操縦の8の字飛行とは?
8の字飛行とはドローンを安全に操縦するためのテクニックの1つです。ここでは具体的に8の字飛行について解説します。
8の字飛行の正しい状態
8の字を描くような飛ばし方を8の字飛行と呼びます。そのため旋回する必要がありますが、旋回するときの機体の向きが重要です。飛行機が旋回するとき、機体を傾かせるため全体が斜めになります。イメージはそれと同じで、ドローンが傾いた状態の旋回が必要です。
8の字飛行の技術を取得すると、狭い場所でスピードをだしても安全に操縦できます。上達すれば、直径1~2メートルほどの範囲でも動きまわれるでしょう。平坦な旋回しかできない場合、広い場所が必要なうえ機体をぶつける可能性があります。さまざまな場所で操縦したい場合は身につけるべき技術です。
8の字飛行で失敗しないためのコツ
8の字飛行は難易度が高いので充分な練習が必要です。ここでは、上手く操縦するためのコツを紹介します。
基本練習
まずモード1・モード2の2種類がありますが、単純操作が可能なモード1を選びましょう。モード1は左手操作のみで、8の字飛行ができるので比較的簡単です。
はじめに、一度円を描くように操縦してみましょう。その後一時停止をした後に、再度逆方向に円を描きます。この操作を繰りかえすことで、徐々に8の字飛行に近づきます。左右前後どの方向でも、8の字を描けることが理想です。
応用練習
8の字が描けるようになったら、エレベーターと呼ばれる上下操作にも注目しましょう。旋回するときに、スピードが増すと同時にやや上昇させることが重要です。一定の高さで動いているように見えますが、ダウン・アップの繊細な動きにより安定感が増します。
エレベーターは風や高さ、スピード感が影響しやすい技術です。屋内で慣れている状態から、屋外で操縦するときは慎重になりましょう。
その他
8の字飛行やエレベーターが出来るようになったら、画面上でも確認をしてみましょう。アプリなどで飛行ルートを見られるので、美しい8の字ラインであるか客観視が可能です。最初はイメージよりもブレた動きをしていることが多いでしょう。
ラインが乱れている箇所は、操縦が上手くいっていないことがわかります。画面の確認は、苦手な部分に気づくことや次回の操縦を意識することに役だちます。
スキルを高めたい方はスクールで学ぶのもあり
近年ドローンを本格的に学ぶためのスクールがあります。独学では得られない専門性を学ぶことが可能です。
以下はスクールに通うことやスキルを高めることのメリットを紹介します。
基礎知識をつけられる
ドローンの操縦だけではなく、機器の構造や気象との関係性など基礎知識を勉強出来ます。さらに、ドローンは使用する場所によって法律が定められており、覚えることも多くあります。それらもスクールで学べるので安心です。
プロからの指導
プロのドローン操縦士から指導を受けられるので、細かいテクニックを身につけられます。とくに苦手なテクニックや癖がある場合は改善に役立つでしょう。たくさんの情報が得られる時代なので独学も可能ですが、スキルの向上が効率的になるのでおすすめです。
資格の取得
ドローンを飛行する際、場所や目的によっては許可をとる必要があります。そこで、ドローン検定資格を保有しておくと便利です。検定証明書により、安全な操縦が出来ると信頼されるので許可されやすくなります。スクールでは検定資格に向けて学ぶことが可能です。企業であれば、資格を名刺に記載することが出来るので、技術のアピールにもなるでしょう。
事業使用が出来るようになる
さまざまな分野で活躍できるドローンですが、スキルが高くなれば事業使用も可能です。一般的なイメージとして、空撮での映像作品があるでしょう。現在、動画はあらゆるシーンで必要とされるので、センスの良い撮影技術はニーズが高まっています。
ほかには、警備や災害時の状況把握のために活躍可能です。また、高所や危険個所、山深い地域などにある設備点検も行います。人が立ち入ると事故が起きやすい場合にとても便利です。
さらに、広大な農業分野にも貢献しています。ドローンで農薬を散布することや、害虫・動物対策にも活かされます。高度な操縦スキルが身につくことで、大きなビジネスチャンスになるでしょう。
まとめ
近年、趣味でドローン操縦をするかたも多く、さらに企業での使用も増えています。あらゆる分野で活躍をしているので、社会に必要とされるスキルです。学ぶこと自体、非常に価値があります。独学でも情報がたくさん得られるので、動画サイトなどを参考にしてみましょう。
また、東京にはドローンスクールが多くあります。8の字飛行の技術も身につけられるでしょう。知識と技術をきちんと習うことは、スムーズに上達するカギになります。向上心があるかたにおすすめです。ぜひ、将来性のあるドローン操縦スキルを高めていきましょう。